白黒映画を見ていますでしょうか?古臭い、今に合ってないから感情移入できないから好きじゃないって方も多いのではないでしょうか。が、しかし今ある映画のほとんど、いや全てが過去の名作から骨や血を受け継いでいます。確かに名作と呼ばれるもので、見ていて長くつらいものもあります。そこで白黒映画の苦手レベルに応じて楽しめる映画をご紹介します!
ローマの休日 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]
●苦手度レベル3『ローマの休日』
もし見た事がなかったら安心して見てください!オードリー・ヘップバーンは、抜群にキュートでかわいいし、ストーリーも分かりやすくコメディタッチなので気軽に見られます。高校生の時に初めて見てこの人と結婚したい!と思った次の日に亡くなってショックを受けたのを今でも鮮明に憶えています。
七人の侍 4K リマスター 4K Ultra HD [Blu-ray]
●苦手度レベル3『七人の侍』 言わずと知れた黒沢作品の代表作。アメリカ映画かぶれで邦画なんてと高校生の時に見て、度肝を抜かれた作品です。アクション映画からなら・・・よいう方はまずこの作品から入るのもいいと思います。
アパートの鍵貸します [Blu-ray]
●苦手レベル2『アパートの鍵貸します』 出世の糸口として、アパートの部屋を上役の情事の場に提供する独身サラリーマンの悲哀をユーモアたっぷりに描いた、第33回アカデミー賞で作品賞・監督賞など5部門受賞したロマンティックコメディ。僕が心の師として敬う一人、ビリー・ワイイルダー監督・脚本の作品で、力んでみなくても堪能できる名作映画なので今まで10回以上は見ています。
或る夜の出来事 [DVD]
●苦手レベル2『或る夜の出来事』1934年 第7回アカデミー賞で主要5部門を制覇したロマンティックコメディ。それまでの単なるボーイミーツガールのドタバタコメディではなく、練りに練り込まれた脚本で現在のロマンティックコメディの原型を作ったと言える作品。メイクとかは確かに古いが普通に笑え共感できる。
チャップリン Blu-ray BOX
●苦手レベル1『チャップリン映画』 映画大好き!の人は置いといて、セリフがなかったり、音楽が古めかしかったりで見て、途中で断念した方もいるかも・・・。ただ多くの映画人が愛して病まないのがチャップリン映画。かく言う僕も「映画作りをしたい!」と思うきっかけを与えてくれたのがチャップリン。レベル3、レベル2で楽しめた方はぜひチャップリンを!
『キッド』1921年制作。 無声映画なのに泣いた作品は後にも先にもこの映画だけだと思う。表情と動きだけでも人は誰かに伝えられる、映画って凄い!
『独裁者』1940年制作。 第二次世界大戦中に発表した事自体、偉業と言える。ラストの6分間の長台詞は、当初なく別のエンディングがあったが、チャップリンがこれでは戦争に対する怒りを伝えられないと、周りのスタッフの反対を押し切って撮られたもの。人種関係なく魂が揺さぶられるのでないでしょうか。